2009/10/17[土] - 2009/11/21[土]
Reception; 2009/10/17[土] 14:00
MORI YU GALLERY KYOTO
「自分から何かを作ろうとして右往左往する時期が過ぎて、今はだた、
目の前に増え続けるプラスチックの破片をいじりながら、大量消費社会の
システムに作らされている自分を自覚する。その服従の向こう側に立ち上がる
思いがけないイメージを固着しよう試みる。」 -藤浩志-
1960年生。京都市立芸術大学大学院修了。
2008年水戸芸術館現代美術ギャラリー「Happy Forest!」展での藤のインスタレーションは圧倒的なものでした。
そこで使用された無数のおもちゃは「かえっこ」という藤が考えたシステムローテーションから零れおちたもの。
藤の「かえっこ」という概念構造からの残余、大量生産され、子供の眼からも零れ落ちたおもちゃの残片。
その大量消費物の墓から藤の手によって再創造される立体、そしてその立体をもとに制作される
ペインティングを展覧いたします。
どうぞご高覧下さい。